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新宿予防クリニックブログ低用量タダラフィルの効果と特徴!毎日服用のメリット・デメリット

低用量タダラフィルの効果と特徴!毎日服用のメリット・デメリット

ED治療薬として有名なタダラフィルですが、毎日服用する低用量版があることをご存知ですか?低用量タダラフィルは、継続的に服用することで、ED治療において一定の血中濃度を維持し、性行為のタイミングに対する心理的負担を軽減する可能性があります。

低用量タダラフィルは、従来の高用量タダラフィルとは異なり、効果が長時間持続する可能性がある利便性も特徴です。 本記事では、ED治療や前立腺肥大症や血流改善にも効果を発揮する低用量タダラフィルについて、以下の項目に分けて詳しく解説します。

  • 低用量タダラフィルの効果と特徴
  • 低用量タダラフィルを毎日服用するメリット
  • 低用量タダラフィルを毎日服用するデメリット

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低用量タダラフィルの効果と特徴3選

低用量タダラフィルは、より多くの患者さんのニーズに応えることができる治療薬として注目されています。低用量タダラフィルの効果は以下のとおりです。

  • ED治療への効果
  • 前立腺肥大症(BPH)への効果
  • 血流改善効果

ED治療への効果

低用量タダラフィルは、勃起機能を補助する効果が期待できます。高用量タダラフィルのように、性行為の直前に服用する必要がなく、計画的な服用が可能なため、心理的な負担が軽減できる場合があります。

一部の研究では、低強度ショックウェーブ療法(体外から衝撃波を当てる治療法)と低用量タダラフィル5mgの併用療法により、勃起機能が改善されることが報告されています。低用量タダラフィル単独でも効果的ですが、他の治療法と組み合わせることで、相乗効果が生まれる可能性も示唆されています。

前立腺肥大症(BPH)への効果

低用量タダラフィルは、前立腺肥大症(BPH)の症状緩和にも効果が期待できます。前立腺肥大症とは、尿道を圧迫することで、頻尿や残尿感、尿線の細さなどの排尿障害を引き起こす病気です。低用量タダラフィルは、前立腺の筋肉を弛緩させる作用や緊張を和らげる作用があり、症状を改善する効果が期待できます。

血流改善効果

タダラフィルはPDE5阻害薬として血管拡張作用を持ち、ED治療および前立腺肥大症に関連する血流の改善が期待されます。血管は体中に酸素や栄養を運ぶための重要な役割を担っており、血管の老化は全身の健康に影響を与える可能性があります。

血管内皮細胞(血管の内側にある細胞)の機能に作用し、血管の状態を改善することが期待できます。

低用量タダラフィルを毎日服用するメリット

低用量タダラフィルは、毎日服用することで、自然な性生活を取り戻し、日々の生活の質を向上させる可能性が期待できます。毎日服用するメリットは以下のとおりです。

  • 自然な性生活の実現
  • 24時間効果が持続する利便性
  • 血流改善による健康効果

自然な性生活の実現

低用量タダラフィルを毎日服用すると、自然な性生活を送る可能性が期待できます。性行為の直前に薬を服用する必要がないため、パートナーとの時間をリラックスして過ごせます。

性行為のタイミングを常に気にしながら過ごすというのは、精神的な負担も大きいものです。低用量タダラフィルを毎日服用することで、不安やプレッシャーから解放され、自然な流れで性生活を送ることが期待できます。

24時間効果が持続する利便性

低用量タダラフィルは、1回の服用で効果が長時間持続する可能性があります。毎日服用することで、血中濃度が一定に保たれ、必要なときに勃起機能が改善する効果が期待されます。服用のタイミングを気にすることなく、より自由で自然な性生活を送ることができ、パートナーとの親密な時間をよりスムーズに楽しめるようになります。低用量タダラフィルは、毎日服用することで効果を持続させながら、副作用のリスクを軽減できます。

タダラフィルには毎日服用する低用量タイプと、必要な時に服用する通常量タイプがあります。24時間以上にわたる効果が期待できる通常量のタダラフィルは、性行為のタイミングに合わせて服用したい方に適しています。個々のライフスタイルに合わせて、服用方法を選ぶことが重要です。

以下の記事では、通常量のタダラフィルについて、その効果や副作用、安全な服用方法、服用時の注意点などを詳しく解説しています。
>>【医師監修】タダラフィルの効果と副作用!安全な服用と注意点

血流改善による健康効果

低用量タダラフィルは、ED治療以外にも、血流改善によるさまざまな健康効果が期待できます。タダラフィルは血管を拡張する作用があり、血流をスムーズにすることで、全身の健康状態を改善する効果が期待できます。

血流が良くなることで、高血圧に伴う頭痛やめまい、肩こりの改善も期待できます。一部の研究では、糖尿病を患っているED患者さんにおいて、血糖コントロールの改善にもつながる可能性があると示唆された研究報告もあります。ただし、日本国内の承認適応には含まれていません。

低用量タダラフィルは、ED治療だけでなく、全身の健康維持にも役立つ可能性を秘めていると言えます。

低用量タダラフィルを毎日服用するデメリット

低用量タダラフィルは、ED治療や前立腺肥大症の改善、血流改善など、さまざまな効果が期待できる薬ですが、メリットだけでなく、デメリットも存在します。医師と相談しながら治療を進めることが重要です。毎日服用するデメリットは以下のとおりです。

  • 副作用の可能性
  • 費用が自己負担

副作用の可能性

低用量タダラフィルは、高用量タダラフィルと比べて副作用の発現頻度や程度が異なる可能性がありますが、副作用のリスクは存在します。副作用は、多くの場合は軽度で一時的なものです。

しかし、症状が長く続き、日常生活に支障が出るほど辛い場合は、自己判断で服用を中止せず、速やかに医師に相談しましょう。副作用の症状と対処法は以下のとおりです。

副作用症状対処法
頭痛軽い痛みから激しい痛みまで、症状はさまざまです。市販の鎮痛剤で様子を見ましょう。改善しない場合は医師に相談しましょう。
顔のほてり顔が赤くなる、熱くなる、顔が熱く感じるなどの症状が現れます。しばらく安静にして様子を見ましょう。多くの場合、自然に治ります。
消化不良吐き気、胃もたれ、胸やけ、下痢などが起こることがあります。食事を少量ずつに分け、消化の良いものを食べるようにしましょう。症状が続く場合は医師に相談しましょう。
鼻づまり鼻が詰まる、鼻水がでる、鼻が重苦しいと感じるなどの症状が現れます。市販の点鼻薬を使用しても良いです。症状が続く場合は医師に相談し、他の薬への変更も検討しましょう。
背中の痛み背中や腰に痛みを感じる場合があります。筋肉痛に似た痛みであることが多いです。多くの場合、一時的な症状で自然に治りますが、痛みが強い場合は、医師に相談しましょう。

より重篤な副作用として、視覚異常や聴覚異常、めまい、失神、勃起が4時間以上持続する持続勃起症、狭心症の発作、アレルギー症状が報告されています。症状が現れた場合は、直ちに服用を中止し、医療機関を受診しましょう。

費用が自己負担

低用量タダラフィルは、前立腺肥大症と診断された場合は保険適用となりますが、ED治療目的の場合は全額自己負担となります。毎日服用する場合、費用は月に数千円~1万円程度かかることが多いです。

費用の負担が心配な方は、医師に相談しましょう。ジェネリック医薬品であれば、先発医薬品と比べて費用を抑えられる可能性があります。費用の目安は先発医薬品とジェネリック医薬品で異なります。ご自身の状況に合った方法を選択することが大切です。費用については以下のとおりです。

1か月あたりの費用の目安2.5mg5mg
先発医薬品約6,600~8,000円約8,000~10,000円
ジェネリック医薬品約4,000~6,000円約5,000~7,000円

低用量タダラフィルの服用方法と注意点

低用量タダラフィルは、服用方法や注意点を守らないと、期待した効果が得られないばかりか、思わぬ副作用が現れる可能性があります。効果的に服用する方法は、以下のとおりです。

  • 服用量とタイミング
  • 併用禁忌薬
  • 注意すべき症状・持病
  • 食生活の注意点

服用量とタイミング

低用量タダラフィルは、医師の処方にもとづき、通常1日1回、2.5mgまたは5mgとされています。必ず医師の指示に従って服用し、自己判断で服用量を増減し、処方なしに服用することは、重篤な副作用のリスクがあるため行わないでください。タダラフィルは医師の処方が必要な医療用医薬品であり、適切な診察・処方なしでの使用は危険です。服用量については、医師または薬剤師に相談するようにしてください。

タイミングは、毎日決まった時間に服用することが大切です。体内時計のリズムに合わせて薬を服用することで、血中濃度を安定させ、効果を持続させることができます。私たちの体も規則正しいリズムを維持することで、薬の効果を最大限に引き出すことが期待できます。

なお、タダラフィルは医療機関での処方が必要な薬剤であり、インターネット上の個人輸入サイトや非正規ルートでの購入は、偽造薬や健康被害のリスクが伴います。

以下の記事では、タダラフィルを安全に入手するための方法として、オンライン診療を活用した正規の処方について詳しく解説しています。
>>タダラフィルを通販で買うのは危険?オンライン診療で安全に処方してもらう方法

併用禁忌薬

低用量タダラフィルの併用禁忌薬には、硝酸剤や一酸化窒素供与剤などがあります。併用すると、血管が過度に拡張し、血圧が急激に低下する可能性があります。めまいや失神、最悪の場合は意識を失ってしまうなど、深刻な事態に陥る可能性があるため、絶対に併用しないでください。

狭心症の治療薬として使用されるニトログリセリンや亜硝酸アミル、硝酸イソソルビドなどは、低用量タダラフィルとの併用は絶対に避けてください。他の薬を服用している場合は、必ず医師に伝えてください。処方薬だけでなく、市販薬やサプリメントなども含めて、すべての薬を医師に伝えることが重要です。

注意すべき症状・持病

以下の持病のある方は、低用量タダラフィルが症状を悪化させる可能性があるため、事前に必ず医師に相談する必要があります。

  • 心臓に持病のある方
  • 低血圧
  • 高血圧
  • 肝機能障害

腎機能障害過去に心筋梗塞や脳梗塞などを経験した方も、医師に相談してから服用を検討しましょう。心筋梗塞や脳梗塞は、血管が詰まることで起こる病気です。低用量タダラフィルは血管拡張作用があるため、場合によっては病状を悪化させる可能性も否定できません。

服用中に、4時間以上持続する勃起や、6時間以上持続する痛みを伴う勃起が起こった場合は、すぐに医師の診察を受けましょう。持続勃起症と呼ばれる症状で、放置すると陰茎の組織に損傷を与え、勃起機能に悪影響を及ぼす可能性があります。

食生活の注意点

低用量タダラフィルは、食事の影響を受けにくい薬ですが、グレープフルーツジュースとの併用は避けましょう。グレープフルーツジュースに含まれる成分が、低用量タダラフィルの代謝を阻害し、血中濃度を異常に上昇させる可能性があります。血中濃度が上昇すると、副作用のリスクが高まるため、注意が必要です。過度の飲酒も避けるようにしましょう。飲酒は、低用量タダラフィルの効果を弱め、副作用を増強させる可能性があります。バランスの取れた食生活を心がけ、健康的な生活習慣を維持することが大切です。

まとめ

低用量タダラフィルは、ED治療や前立腺肥大症、血流改善に効果が期待できる薬です。毎日服用することで効果が持続し、自然な性生活を取り戻せる可能性が高まります。メリットとしては、以下が挙げられます。

  • 24時間効果が持続する利便性
  • 血流改善による健康効果
  • 自然な性生活の実現

デメリットとして副作用の可能性や費用面での負担がかかります。費用はED治療目的の場合は全額自己負担となり、月数千円から1万円程度かかることが多いです。

服用する際は、毎日同じ時間に服用し、グレープフルーツジュースや過度の飲酒は避けるようにしましょう。併用禁忌薬には硝酸剤や一酸化窒素供与剤などがあり、併用すると血圧が急激に低下する危険性があります。

持病や服用中の薬、生活習慣などを詳しく伝えたうえで、自身の状況に適した治療法について経験豊富な医師と十分に相談しましょう。

以下の記事では、通常量のタダラフィルを毎日服用することで得られる効果や正しい使い方について、より詳しく解説しています。服用を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
>>タダラフィルを毎日服用することによる持続的な効果と正しい使い方を解説

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参考文献

記事監修者

天野方一(イーヘルスクリニック新宿院 院長)

埼玉医科大学卒業後、都内の大学附属病院で研修を修了。東京慈恵会医科大学附属病院、足利赤十字病院、神奈川県立汐見台病院などに勤務、研鑽を積む。2016年より帝京大学大学院公衆衛生学研究科に入学し、2018年9月よりハーバード大学公衆衛生大学院(Harvard T.H. Chan School of Public Health)に留学。予防医療に特化したメディカルクリニックで勤務後、2022年4月東京都新宿区に「イーヘルスクリニック新宿院」を開院。複数企業の嘱託産業医としても勤務中。 日本腎臓学会専門医・指導医、抗加齢医学会専門医、日本医師会認定産業医、公衆衛生学修士、博士(公衆衛生学)の資格を有する。