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新宿予防クリニックブログタダラフィルを毎日服用することによる持続的な効果と正しい使い方を解説

タダラフィルを毎日服用することによる持続的な効果と正しい使い方を解説

勃起不全(ED)治療薬として知られるタダラフィルを毎日服用することで、持続的な効果が得られることをご存知でしょうか。通常のタダラフィルは性行為の2~3時間前に服用しますが、毎日服用タイプは低用量を同じ時間に飲み続けることで、体内に一定量の薬剤を維持できます。

24時間いつでも自然な流れで性生活を楽しめる可能性があります。タダラフィルはED治療だけでなく、前立腺肥大症(BPH)の症状改善にも効果が期待できます。この記事では、タダラフィルを毎日服用するメリットや正しい使い方、注意点を解説します。性生活の悩みや生活の質向上に役立つ情報をぜひ参考にしてください。

当院では、性感染症からあなたとパートナーを守るための医療サービスを提供しています。PrEP、PEP、ドキシペップ、性感染症予防薬、ED治療薬、アフターピルなどをオンラインで処方可能です。夜間の診察をご希望の方は、ぜひ当クリニックをご利用ください。

タダラフィルを毎日服用する3つのメリット

タダラフィルはED(勃起不全)の治療薬として有名ですが、毎日服用することで以下のメリットが得られます。

  • ED治療効果の持続
  • 自然な性生活の実現
  • 無症状の期間と個人差

ED治療効果の持続

最大のメリットは、ED治療効果が持続することです。毎日服用タイプのタダラフィルは、低用量(2.5mgまたは5mg)を毎日同じ時間に服用することで、常に一定量の薬剤が体内に保たれます。

通常のタダラフィル(シアリス)を服用した場合、薬の効果が最大36時間持続すると言われています。他のED治療薬であるバイアグラやレビトラと比較すると、長い時間です。毎日服用タイプのタダラフィルは、薬の効果が持続しやすいため、性行為の直前に薬を服用する必要が少なくなり、より自然な流れで性生活を楽しめる可能性があります。

「治療」というよりも「健康維持」に近い役割を果たします。血圧やコレステロール値を正常範囲に保つために毎日薬を服用するのと同じように、常に良好な勃起機能を維持することが可能になります。

以下の記事では、タダラフィルとシアリスの違いや、それぞれの特徴・選び方について詳しく比較解説しています。自身に合った治療薬を選ぶための参考としてご覧ください。
>>タダラフィルとシアリスはどう違う?特徴と選び方を比較解説

自然な性生活の実現

EDは男性にとって大きなコンプレックスとなり、性行為に対して消極的になったり、パートナーに気を遣わせてしまったりする原因となります。毎日服用タイプのタダラフィルによって、勃起しやすい状態を維持できれば、不安やストレスから解放され、自信を持って性生活を楽しむことができます。パートナーとの関係にも良い影響を与える可能性があります。

BPH(前立腺肥大症)の症状改善

タダラフィルは、国内では前立腺肥大症(BPH)に対する適応も承認されており、症状改善にも効果が期待できます。前立腺肥大症は、加齢とともに前立腺が肥大し、尿道が圧迫されることで、尿の出づらさや頻尿、残尿感などの排尿障害を引き起こす病気です。夜中に何度もトイレに起きることで睡眠不足になったり、外出時に常にトイレの場所が気になったりするなど、生活の質を著しく低下させる病気です。

タダラフィルは、前立腺や膀胱の筋肉をリラックスさせる作用があり、尿の通り道をスムーズにすることで、症状を改善する可能性があります。毎日服用することで、効果が持続し、快適な排尿を促します。BPHの症状は徐々に進行していくため、初期段階では自覚症状がない場合もあります。症状が進行すると、日常生活に支障をきたすようになるため、早期発見・早期治療が重要です。

タダラフィルを毎日服用することで、ED治療とBPH治療の両方の効果が期待できます。1つの薬で2つの悩みにアプローチできるのは、大きなメリットと言えます。EDとBPHを併発している方は、タダラフィルを毎日服用することで、より効果を実感できる可能性があります。

タダラフィルの正しい使い方

効果を最大限に引き出すためには、正しい服用方法を理解することが重要です。タダラフィルの正しい使い方について、以下の内容を解説します。

  • 推奨用量と服用タイミング
  • 食事の影響

推奨用量と服用タイミング

タダラフィルの服用量は、治療目的(ED治療かBPH治療か)、服用方法(毎日服用か頓服か)によって異なります。症状や体質に合った適切な用量を医師と相談のうえ、決定することが重要です。自己判断で用量を変更することは、副作用のリスクを高める可能性があるため、避けましょう。

ED治療を目的とした場合、毎日服用する低用量(2.5mgまたは5mg)と、性行為の前に服用する通常量(10mgまたは20mg)の2種類があります。毎日服用タイプは、血中濃度を一定に保つことで、自然な性生活をサポートします。頓服タイプは必要なときに服用することで、効果的に勃起機能を改善します。どちらの服用方法が適しているかは、性行為の頻度や生活スタイルなどを考慮して、医師と相談のうえ決定します。

BPH治療の場合は、通常5mgを1日1回服用します。タダラフィルは前立腺や膀胱周辺の筋肉を弛緩させる作用があり、尿の通り道をスムーズにすることで排尿障害を改善します。服用タイミングは、毎日服用する場合は毎日同じ時間に服用することが大切です。血中濃度を一定に保ち、薬の効果を安定させるためです。

朝食後や就寝前など、生活リズムに合ったタイミングで服用しましょう。毎日同じ時間に服用することで、飲み忘れを防ぐことにもつながります。

以下の記事では、低用量タダラフィルを毎日服用する際の具体的な効果や特徴、メリット・デメリットについて詳しく解説しています。ご自身のライフスタイルに合わせた使い方を検討する参考にしてください。
>>低用量タダラフィルの効果と特徴!毎日服用のメリット・デメリット

食事の影響

タダラフィルは、食事の影響を比較的受けにくい薬です。他のED治療薬であるバイアグラやレビトラと比較した場合の大きなメリットと言えます。バイアグラやレビトラは食後に服用すると効果が減弱してしまう可能性がありますが、タダラフィルは食前・食後どちらに服用しても効果に大きな差はありません。食事の時間を気にせず服用できるという利便性があります。

例外としてグレープフルーツジュースとの併用は避けてください。グレープフルーツジュースには、タダラフィルの代謝に関わる酵素(CYP3A4)の働きを阻害する成分が含まれています。グレープフルーツジュースと一緒に服用すると、タダラフィルの血中濃度が通常よりも高くなり、副作用が強く現れる可能性があります。

グレープフルーツジュースに限らず、グレープフルーツそのものや、グレープフルーツ加工食品も同様に注意が必要です。アルコールとの併用は、血圧低下などの副作用を増強する可能性があります。過度な飲酒は避け、適量を守ることが大切です。持病のある方や高齢の方は、医師に相談することをおすすめします。

タダラフィルを毎日服用する際の注意点

タダラフィルを毎日服用する際の注意点について、以下をそれぞれ解説します。

  • 併用禁忌薬
  • 副作用と対処法

併用禁忌薬

タダラフィルを服用するうえで、絶対に一緒に服用してはいけない薬は狭心症や心筋梗塞の治療薬として使用される「硝酸剤」です。ニトログリセリンや亜硝酸アミル、硝酸イソソルビドなどが含まれます。併用すると、血管が拡張しすぎて血圧が急激に低下する危険性があります。

めまいや失神、動悸、息切れなどの症状が現れ、最悪の場合は意識消失や生命に関わる危険な状態に陥る可能性もあります。硝酸剤は、心臓発作時などに緊急的に使用されるニトロペンなども該当しますので、救急搬送時にタダラフィル服用中であることを必ず医療従事者に伝えてください。

一部の抗真菌薬や抗生物質、抗ウイルス薬なども併用すると効果が弱まったり、副作用が増強したりする可能性があります。現在何らかの薬を服用している場合は、必ず医師に伝えましょう。自己判断で薬を併用することは、予期せぬ健康被害につながる恐れがあります。

副作用と対処法

タダラフィルは一般的に安全な薬とされていますが、副作用が現れる可能性もゼロではありません。主な副作用は、頭痛や顔のほてり、鼻づまり、消化不良、背部痛、筋肉痛などが挙げられます。多くの場合、副作用は一時的なもので、時間の経過とともに軽減します。

稀ではありますが、より重篤な副作用として、視覚異常(物が青っぽく見える、視力低下など)や聴覚異常(耳鳴り、難聴など)、持続勃起症などが報告されています。持続勃起症とは、4時間以上勃起が持続する症状で、放置すると陰茎の組織が損傷し、勃起不全につながる可能性があります。症状が現れた場合は、速やかに医療機関を受診しましょう。

症状に合わせて薬の服用量を調整することや、別の薬に変更することで、副作用を軽減できる可能性があります。自己判断で服用を中断したり、量を変更したりすることは危険です。

タダラフィルを毎日服用するうえでのよくある質問

タダラフィルを毎日服用するうえでのよくある質問に回答します。

  • 毎日服用しても効果が持続する?
  • 依存性はある?
  • 服用を中断した場合の効果は?
  • 入手方法と費用は?

毎日服用しても効果が持続する?

タダラフィルは毎日服用しても効果が持続します。効果の持続期間には個人差がありますが、性行為のタイミングを気にすることなく、自然な性生活を送ることができます。前立腺肥大症の症状改善にも効果があり、排尿障害の持続的な改善も期待できます。

以下の記事では、タダラフィルについて、その効果や副作用、安全な服用方法、服用時の注意点などを詳しく解説しています。
>>【医師監修】タダラフィルの効果と副作用!安全な服用と注意点

依存性はある?

タダラフィルには、身体的な依存性はありません。毎日服用したとしても、身体が薬を要求するようになり、服用をやめると離脱症状が現れることはありません。ただし、毎日服用することで、薬がないと不安になる、服用しないと性行為に自信が持てないといった精神的な依存が生じる可能性はあります。

精神的な依存は、心理的な要因によるものです。精神的な依存が気になるようでしたら、医師に相談することをおすすめします。根本的な原因に対処することで、不安を軽減できる可能性があります。

服用を中断した場合の効果は?

服用を中断すると、タダラフィルの効果は徐々に薄れていきます。一般的には服用後36時間程度で効果が半減し、数日以内には効果がなくなるとされています。服用を再開すれば、再び効果が現れます。急に服用を中止しても、離脱症状は起こりませんが、持病の症状が悪化する可能性もあります。

持病の管理という観点からも、自己判断で服用を中断せず、必ず医師に相談しましょう。

入手方法と費用は?

タダラフィルは、医療機関を受診し、医師の診察と処方箋が必要な医療用医薬品です。インターネット通販や個人輸入などで入手することは推奨されません。医師による適切な診断と指導のもと、安全に服用することが大切です。

インターネット等で販売されているタダラフィルには、偽造品や粗悪品が混入している可能性があり、健康被害のリスクが伴います。個人輸入の場合、医師の診察を受けずに薬を入手することになるため、自身の症状に合っていない薬を服用したり、副作用への適切な対応ができなかったりする危険性があります。

費用は医療機関によって異なりますが、健康保険は適用されません。ジェネリック医薬品であれば、費用を抑えることができますので、医師に相談してみましょう。ジェネリック医薬品は、先発医薬品と同じ有効成分を含んでおり、効果や安全性も同等であると認められています。

タダラフィルを服用する際には、医師から提供される情報や説明をよく理解し、指示に従うことが重要です。疑問点や不安なことがあれば、遠慮なく医師に相談しましょう。

まとめ

タダラフィルを毎日服用することで、ED治療効果の持続や自然な性生活の実現、そしてBPHの症状改善といった効果が期待できます。服用量やタイミング、食事や併用薬への注意など、正しく服用することでより効果的に作用します。

他のED治療薬との違いや費用についても理解し、医師に相談しながら自分に合った服用方法を見つけることが大切です。性生活の悩みや排尿のトラブルを抱えている方は、タダラフィルが生活の質を向上させる一つの選択肢となる可能性があります。専門家との相談も踏まえながら、より良い生活への一歩を踏み出してみてください。

当院はHIV・梅毒・クラミジアなどの性感染症予防に特化した、自由診療のオンラインクリニックです。

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  • ED治療薬
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当院の運営元である「イーヘルスクリニック新宿院」は、新宿三丁目駅からわずか1分の距離にあり、来院またはオンライン診療であなたの健康に対応します。性感染症の治療・予防やED治療だけでなく、保険診療にも対応しています。どうぞお気軽にご相談ください。

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参考文献

記事監修者

天野方一(イーヘルスクリニック新宿院 院長)

埼玉医科大学卒業後、都内の大学附属病院で研修を修了。東京慈恵会医科大学附属病院、足利赤十字病院、神奈川県立汐見台病院などに勤務、研鑽を積む。2016年より帝京大学大学院公衆衛生学研究科に入学し、2018年9月よりハーバード大学公衆衛生大学院(Harvard T.H. Chan School of Public Health)に留学。予防医療に特化したメディカルクリニックで勤務後、2022年4月東京都新宿区に「イーヘルスクリニック新宿院」を開院。複数企業の嘱託産業医としても勤務中。 日本腎臓学会専門医・指導医、抗加齢医学会専門医、日本医師会認定産業医、公衆衛生学修士、博士(公衆衛生学)の資格を有する。