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マンジャロの注射は痛い?痛みの原因と軽減する打ち方のポイント
「マンジャロを始めたいけど、注射は痛そうで怖い」「毎週の自己注射が、正直少し憂鬱」と感じていませんか?痛みは、針が刺さる瞬間だけが原因ではありません。冷蔵庫から出したばかりの冷たい薬剤と体温との温度差が、刺激になることがあります。
本記事では、痛みを感じる4つの原因や痛みを和らげるための6つのコツを紹介します。記事を読み、注射への不安が和らぎ、本来の治療を続けられるヒントになれば幸いです。
新宿予防クリニックでは、医師が体質や生活習慣、ライフスタイルの目標に応じてマンジャロを用いた医療ダイエットをサポートしています。まずはお気軽にご相談ください。
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マンジャロ注射で痛みを感じる4つの原因
マンジャロ注射で痛みを感じる4つの原因は、以下のとおりです。
- 針が皮膚を通過する瞬間のチクッとした刺激
- 薬剤が皮下組織に注入される際の圧迫感
- 注射部位の選択(皮膚の硬さや神経の位置)
- 冷蔵庫から出した直後の冷たい薬剤による刺激
針が皮膚を通過する瞬間のチクッとした刺激
針が皮膚に刺さる瞬間の痛みは、皮膚表面近くに存在する痛みを感じるセンサー(痛点)が刺激されて起こる自然な反応です。マンジャロの注射器は、細く短い針が使用されており、一般的な採血などで使われる針と比べ、注射時の刺激を抑えるように設計されています。
細く短い針ですが、少なからず刺激はあります。注射に慣れないうちは緊張で体に力が入り、筋肉が硬直しやすいです。硬くなった皮膚や筋肉に針を刺すと、より強い痛みを感じることがあります。
薬剤が皮下組織に注入される際の圧迫感
薬剤が「皮下組織」に注入されることで起こる痛みもあります。注射器のボタンを押して薬剤が体の中へ入っていくときに感じる、鈍い痛みや圧迫されるような違和感です。皮下組織は主に脂肪細胞でできており、皮下組織に薬液が入ると、周囲の組織が内側からグッと押される状態になります。
注射時の皮下組織への圧力が「痛み」や「張り」として感じる場合があります。マンジャロの注射器は、薬が一定の速さでゆっくり入るように作られているため、強い圧迫感は長く続きません。薬が体に吸収されるにつれて、自然に違和感はおさまっていきます。
注射部位の選択(皮膚の硬さや神経の位置)
注射部位により、痛みの感じ方が変わることがあります。皮膚の厚みや硬さ、痛点の数が異なるためです。皮膚の下には、痛みを感じる神経が張り巡らされており、以下の部位に注射をすると痛みを感じやすくなる傾向があります。
- 神経が多く集まっている部位
- 皮膚が薄く、すぐ下に骨がある部位
- 筋肉が発達していて硬い部位
毎回同じ部位に注射を打ち続けることで、皮下組織が硬くなること(硬結:こうけつ)があります。硬くなった組織に注射をすると、薬剤がスムーズに広がらず、針も刺さりにくくなるため、痛みの原因になります。皮膚に傷や炎症がある部位も避けましょう。
冷蔵庫から出した直後の冷たい薬剤による刺激
マンジャロは品質を保つために冷蔵庫で保管しますが、取り出した直後に注射をすると痛みを強く感じることがあります。冷たい薬剤が体内に入る際の「温度差」が刺激となるためです。研究によると、強い冷たさでは痛みを引き起こす神経も刺激され得るため、冷刺激で痛みを感じることがあることがわかっています。
冷たい液体が体温に近い皮下組織へ入ってくると、温度差が刺激となり「ヒヤッ」とした感覚とともに痛みとして認識されることがあります。
痛みを和らげる注射の打ち方6つのポイント
痛みを和らげる注射の打ち方のポイントは、以下の6つです。
- 注射の30分前に薬剤を常温に戻しておく
- 注射部位を保冷剤などで短時間冷やす
- お腹・太もも・上腕の外側など脂肪が多い場所を選ぶ
- 毎回2〜3cmずらして注射部位のローテーションをする
- リラックスして皮膚に垂直に針を当てる
- 抜針後は揉まずにアルコール綿で軽く押さえる
注射の30分前に薬剤を常温に戻しておく
冷蔵庫から出したばかりの薬剤をそのまま注射すると、体温との温度差が刺激となり、痛みの原因につながります。注射をする15〜30分ほど前に薬剤を冷蔵庫から出すことで、刺激を和らげることができます。薬剤が体温に近くなることで、注入時の刺激が減ります。薬を急激に温めると、品質や効果に影響する可能性があります。
直射日光が当たる場所に置く、ストーブやヒーターの近くに置く、電子レンジやお湯で温めるなどの行為は避けましょう。薬剤の品質を守るため、箱に入れたまま部屋の涼しい場所に置き、自然に常温に戻るのを待つことが大切です。
このように注射時の工夫を行うことで痛みを抑えやすくなりますが、薬の効果が現れるまでの過程を理解しておくことも大切です。以下の記事では、マンジャロの効果が出るまでの期間や、体重減少の仕組み、注意点について医師が解説しています。
>>マンジャロはいつから効果が出る?痩せる理由と注意点を医師が解説
注射部位を保冷剤などで短時間冷やす
針が皮膚に刺さる瞬間の痛みが苦手な方は、注射する部位を事前に冷やしましょう。注射部位の感覚が一時的に鈍くなる効果が期待できます。手順は、以下のとおりです。
- 保冷剤や氷を清潔なタオルやガーゼで包む
- 注射する部位に数十秒〜1分ほど当てる
- 消毒用のアルコール綿で拭いた後に注射をする
感覚が完全になくなるまで冷やすのは止めましょう。保冷剤を直接肌に長く当てると、凍傷の可能性があります。
お腹・太もも・上腕の外側など脂肪が多い場所を選ぶ
マンジャロは、皮下脂肪が多い場所を選ぶと注射の痛みを感じにくい傾向があります。皮下脂肪が厚い部分は、痛点や血管が比較的少なく、針の刺激や薬剤が皮下組織を通過する違和感が少ないためです。注射に適している部位は、以下の3か所です。
| 注射部位 | 特徴とポイント |
| お腹 | ・皮下脂肪が厚く、痛みを感じにくい方が多い・おへそ周り5cmは神経や血管が集まるため避ける |
| 太もも | ・自己注射しやすいのが特徴である・太ももの前や外側のお肉がつきやすい部分を選ぶ |
| 腕(二の腕) | ・腕の外側の後ろ側が適している・自己注射しづらいため、家族に手伝ってもらう |
皮膚が硬い部位や傷、あざがある部位は避けます。ベルトが当たる部位など、衣類でこすれる部分も避けましょう。
毎回2〜3cmずらして注射部位のローテーションをする
注射部位をずらし、ローテーションをすることは、注射の痛みを長期的に減らすために大切な習慣です。同じ部位に注射を続けていると、皮膚の下の脂肪が硬いしこり(硬結)となる可能性があります。硬いしこりの部分には針が刺さりにくくなり、痛みを感じやすくなります。薬剤の吸収が悪くなり、効果が弱まる可能性もあります。
毎回部位をずらし、前回注射した部位から指2本分(約2~3cm)は離しましょう。注射部位のローテーションは、おへそを中心に左右交互に注射し、時計の針が進むように少しずつ位置をずらしていく方法があります。どこに打ったか忘れてしまう方は、手帳やカレンダーにメモするのもよいでしょう。
リラックスして皮膚に垂直に針を当てる
痛みへの不安を和らげるには、リラックスすることが大切です。注射前は、ゆっくりと深呼吸を数回繰り返しましょう。ソファに座るなど、ご自身が一番落ち着ける楽な姿勢で行います。心と体の緊張をほぐすことが、痛みを和らげることにつながります。
注射器は皮膚に対してまっすぐに当てましょう。マンジャロの注射器は、しっかり押し当てると安全に針が出る設計です。斜めに当てると、針が皮下脂肪に届かないことがあるため、痛みの原因になったり薬液が漏れたりする可能性もあります。
焦らず落ち着き、注射器の底が肌と接しているかを確認して注入ボタンを押しましょう。
注射に伴う不安やストレスは、精神面にも影響を及ぼすことがあります。以下の記事では、マンジャロ使用時に見られる鬱症状との関係や注意すべきサイン、対処法について医師が詳しく解説しています。
>>マンジャロと鬱症状の関係性!副作用としての精神への影響と対処法
抜針後は揉まずにアルコール綿で軽く押さえる
注射終了後のケアも大切なポイントです。注射した部位を指で揉まないようにしましょう。揉んでしまうと、皮膚の下の細い毛細血管が傷つく可能性があり、内出血(あざ)の原因となります。注射後は、清潔なアルコール綿などで軽く押さえ「圧迫止血」をしましょう。時間は30秒ほど優しく押さえ、こすらないように注意します。
出血を止め、腫れや痛みを防ぐことにつながります。注射から後片付けまでの一連の流れとして、習慣にしましょう。
注射の痛みに関するよくある質問
注射の痛みに関するよくある質問について、以下の3つを解説します。
- 注射する場所によって痛みの感じ方は違う?
- 注射後の腫れや赤み、しこりはいつまで続く?
- 痛みが強い・我慢できない場合はどうしたらいい?
注射する場所によって痛みの感じ方は違う?
注射する場所によって痛みの感じ方は変わります。痛みを感じにくい部位を見つけることが、注射を続けるために大切なポイントとなります。お腹・太もも・上腕(二の腕)がマンジャロ注射に適している部位です。皮下脂肪が多く、神経や血管が比較的少ない場所のため、針を刺したときの刺激を感じにくい傾向があります。
痛みの感じ方には個人差がありますが、何度か試すうちに「自分にとって一番打ちやすく、痛みを感じにくい場所」が見つかっていくでしょう。不安がある場合は、医師や看護師に相談し適切な注射の方法を確認することをおすすめします。
注射後の腫れや赤み、しこりはいつまで続く?
注射後、注射部位が少し赤くなったり腫れたりすることがあります。触ると小さなしこりを感じることもあります。原因は、体が薬剤に反応し、針で小さな内出血が起きるためです。症状は、時間が経てば自然に消えます。通常、数日〜1週間程度で良くなることが多いです。
赤みや腫れが出た場合は、清潔なタオルで包んだ保冷剤で優しく冷やしたり、注射した部位を揉んだりしないようにしましょう。次の症状が見られる場合はアレルギー反応などの可能性もあります。
- 注射した部位の赤みや腫れが広がっていく
- 強い痛みや熱を持っている感じがある
- 注射した部位以外にもじんましんが出てきた
- 息苦しさや気分が悪くなる感じがある
症状が出る場合は、すぐに医師に相談してください。自己判断で注射を続けず、安全のために指示があるまで使用を中止するようにしましょう。
痛みが強い・我慢できない場合はどうしたらいい?
打ち方を工夫しても痛みが続く場合は、一人で抱え込まず医師に相談しましょう。診察時に、痛みを伝えるポイントと、伝える内容の例は以下のとおりです。
- いつから:最初の頃は平気だったけど、最近痛い
- どのような:針が刺さるときに痛い
- どの程度:少し気になる、思わず声が出るくらい
- 注射後の様子:すぐに治まる、後から赤く腫れる
注射の手順が合っていないことや無意識に力が入っている可能性もあります。診察室で一緒に手順を確認したり、注射部位を探したりましょう。痛みが原因で治療がストレスにならないよう、一緒に適切な方法を見つけることが大切です。
まとめ
マンジャロの自己注射で感じる痛みには、針が刺さる刺激だけでなく薬剤の温度や注入する部位など、いくつかの原因があります。注射前に薬剤を常温に戻す、皮下脂肪の多い注射部位を選ぶ、毎回2〜3cm注射部位をずらすなど、少しの工夫で痛みを和らげることが期待できます。
工夫しても痛みが我慢できない場合や腫れ、赤みが引かないなど、不安なことがあれば一人で抱え込まないことが大切です。痛みを我慢せず医師へ相談し、一緒に適切な治療法を見つけましょう。
新宿予防クリニックでは、医師が一人ひとりの体質・生活習慣・目標に合わせてマンジャロを用いたGLP-1治療をサポートしています。お悩みの方はお気軽にご相談ください。
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参考文献
McKemy DD, Neuhausser WM, Julius D. Identification of a cold receptor reveals a general role for TRP channels in thermosensation. Nature, 2002, 416, 6876, p.52-58